知育玩具に興味がない
皆さんのご家庭には、知育玩具と呼ばれるものが1つはあるのではないでしょうか。
それなのに「せっかく家に知育のおもちゃがあるのに、全く遊びません」という
お悩みの方が一定数いらっしゃいます。
それはなぜなのでしょうか。
考えられる理由をいくつかあげていきたいと思います。
年齢や発達にあっていない
例えば手先や腕などがまだ上手に動かせない時期に、
何かをつかむ玩具を与えても子どもはそれを掴んだり持つことができません。
逆に年齢に対して、簡単な動きのおもちゃはすぐに飽きてしまいます。
このように年齢や発達にあわせた玩具を選ぶことが大切です。
また、知育玩具でも声かけや大人の働きかけによっては、
長く遊べる玩具もあります。
玩具が多すぎる
玩具が多すぎると次から次へと興味が移り、
結果、おもちゃに集中できずに十分に遊ぶことができません。
玩具は、その数ではなく1つの遊びに十分に遊び込むことがとても重要です。
数種類の玩具を出しておいて、それ以外は見えない場所に収納します。
そして、1~2週間で他の玩具と入れ替えます。
これをローテーションしていくと、子どもは新鮮な気持ちで遊び続けることができます。
玩具よりも体を動かす遊びを好む
子どもによっては戸外遊びや体を使った遊びを好み、玩具に対してあまり興味を示さない場合もあります。
子どもにとっては「興味=あそび」であり、玩具だけが遊びの対象ではないのです。
興味を全く示さないのではなく、玩具よりも他のものに興味があるのでしょう。
親が遊び方を決めつけている
そもそも知育玩具は、「遊びのねらい」を設定して作られています。
子ども自ら遊びを考え行動しますが、その行動が大人の決めた「ねらい」から外れると
「これはこうやるのよ」と遊び方を押し付けてしまいがちです。
そうなると子どもは否定されたと感じ、興味を示さなくなってしまうこともあります。
まとめ
子どもは、身の回りの物全てに興味を示し遊びの対象とします。
知育玩具にこだわる必要はなく、子どもが手にしたもの全てが玩具となります。
子どもは遊びを作り出す天才なのです。
大人が遊び方を教えるのではなく、子ども自らが遊びを考える事こそが、
本当の知育であると考えます。つまり子ども主体なのです。
子どもの発達段階を知り、それにあわせた環境設定をしていきましょう。