3歳までにやっておきたい育脳

「育脳」という言葉を知っていますか?

育脳とは、簡単に言うと脳に刺激を与え、その働きを活性化させることです。

生まれてから3歳頃が脳の成長爆発期と言われ、

3歳では大人の脳の80%にまで成長し、6歳までには90%完成することがわかってきました。

だからこそ3歳までに育脳を始める意味があるのです。

一生に一度しかないこの大切な時期に、育脳を意識して子育てをするかしないかで、

将来に大きな差が生まれるとも言われています。

育脳と聞くと難しいと思われがちですが、

実は生活の中で少しの工夫をするだけで

簡単に育脳ができます。

床に寝て、ママの手を握っている赤ちゃん

シナプスとは

テレビ番組の影響で、シナプスという言葉が知られるようになってきましたが、このシナプスとは何でしょうか。

脳内には、生まれた時から神経細胞がありますが、この神経細胞を繋ぐ役割をするのがシナプスです。

しかし生まれたての赤ちゃんは脳が未熟なため、このシナプスがほとんどありません。

これらは生まれてから刺激を受けることで、

シナプスがどんどんと増えていき、神経回路が次々に作られていくのです。

その結果、脳内での情報伝達がスムーズに行われ脳が発達していきます。

つまり、このシナプスを増やし脳の神経回路の基盤を作ることが「育脳」なのです。

世界が注目する非認知能力

今、時代の変化に追いつけないほど、社会が急速に変化しています。

そんな社会を生き抜くために必要とされているのは

非認知能力」と言われ、世界中で注目されています。

非認知能力は、子どもたちの未来を明るくするための大切な力です。

これらの能力は、遊びや日常の中で自然に育むことができるので、

日々の関わりを大切にしていきましょう。

非認知能力とは

数値で測れない能力のことで、認知能力(IQ)以外の能力のことを指します。

これらは、心の能力とも言われています。

  • 感情のコントロール
  • 最後まで頑張る力
  • コミュニケーション能力   などがあります。

育脳に効果的な0歳~3歳

非認知能力は年齢が低いほど育ちやすく、

NHKの「すくすく子育て」という番組にも出演されている東大名誉教授の汐見先生最は、

最も効果的なのは0~3歳頃であると説いています。

この時期、つまり幼少期に非認知能力を身につけると、

大人になってもその能力は継続されるとの研究結果もあります。

また、育脳するうえで最も重要なのは、親子の愛着関係(親子の絆)がしっかりできているかどうかです。

この愛着関係ができていないと、どんなに刺激を与えて育脳しても効果はありません。

つまり、子どもは安心安全と感じた環境の中で、様々な経験をすることが大切なのです。

この貴重な0~3歳という時期に育脳することは、将来への種まきとなります。

パソコンの前の男の子

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