「うちの子、よく転ぶ…」それ、感覚の育ちが関係しているかも?
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私の子も、よく転びました。
「うちの子、また転んだ…」
気づけば足にあざがたくさんできて、小児科で診てもらったときに虐待を疑われたこともありました。
私はただ、「元気すぎる子なのかな?」と思っていたけれど、
今思えばそれは、バランス感覚(前庭感覚)や体の動きを感じる力(固有感覚)がまだ育っていなかったのかもしれません。
子どもがよく転ぶのは、感覚の育ちが影響しているかも
子どもがよく転ぶ原因には、体のバランス感覚や、
体の動きを脳で正確に感じ取る「固有感覚」の発達が関係していることがあります。
この「感覚の育ち」は、日々の動きや遊びの中で育まれていくもの。
だからこそ、転びやすさ=発達のサインとも言えるのです。
固有感覚ってなに?
固有感覚とは、自分の体の動きや位置、力加減を感じる力のこと。
たとえば
・目を閉じていても、今自分の腕がどこにあるか分かる
・コップをちょうどよい力で握れる
これらすべて、固有感覚のおかげです。
つまり、「体を思い通りに動かす土台」になる感覚なんです。
どうやって育つの?
固有感覚やバランス感覚は、日々の動きや遊びの中で自然と育ちます。
特に0〜3歳の「脳のゴールデンタイム」には、たくさん体を動かすことで、
神経系も感覚センサーもぐんぐん育っていきます。
実際にわが家で効果を感じた遊び
■ ハイハイ&よじ登り
クッションの山をハイハイしたり、ソファによじ登るだけで、全身の感覚が刺激されます。
■ ブランコやすべり台
前庭感覚・固有感覚・バランス感覚が一度に育つ、優秀な遊び!
■ 押す・引く・ちぎる遊び
重いクッションを押したり、新聞紙をちぎったり。力加減や手先の感覚に◎
■ だっこ・おんぶ
体が密着することで安心感とともに、体の位置を感じる力も育ちます。

固有感覚が育つと、こんな変化が!
この感覚がしっかり育つと、ママたちの気になるこんなことにも良い変化が♪
- 転びにくくなる(バランス感覚UP)
- イスにじっと座れるようになる(体の安定)
- イライラが減る(身体の落ち着きは心の落ち着き)
- 学びやすくなる(姿勢保持や書く力に関係)
おわりに
「うちの子、よく転ぶな…」と心配になるかもしれませんが、
それは今まさに“育ちの途中”にいる証拠かもしれません。
わたし自身、あの頃は毎日不安でしたが、
今思えば「たくさん動いたぶん、ちゃんと育ってたんだな」と思えるようになりました。
ママもお子さんも、今日もいっぱい遊んで、いっぱい育っていきましょうね!