センサリープレイとは感覚を使う遊び

子どもの脳は、生まれてから急速に成長し、さまざまな刺激を受けながら発達していきます。その成長を助ける遊びのひとつが「センサリープレイ(感覚遊び)」です。

センサリープレイとは、 触覚・視覚・聴覚・嗅覚・味覚 などを使って遊ぶことですが、遊びにルールはなく、子どもが自由に探索し、発見しながら学ぶことができます。

幼少期にこの感覚を十分に使うことによって他の能力も自然に育まれていきます。つまり、感覚を使うことで成長の土台が出来上がるのです。

センサリープレイの効果

感覚あそびは「成長」と「学び」の基礎です。感覚を通して世界を知り、自ら考え行動する力を育てます。
センサリープレイで遊ぶことにより様々な効果が得られますが、ここでは主な効果をご紹介したいと思います。

  1. 脳の発達を促す
    五感を刺激することで、脳の神経回路がどんどんつながります。特に、幼児期は「シナプス」と呼ばれる脳のネットワークが活発に作られる時期。さまざまな感覚を体験することで、知的な発達につながります。
  2. 集中力や創造力が育つ
    たとえば、小麦粉粘土をこねたり、水遊びでバシャバシャしたりすることで、手の感覚が鍛えられます。また、色や形、音を楽しむことで、発想力が豊かになります。
  3. 感情のコントロールが上手になる
    感覚を使って遊ぶことで、リラックスしたり、気持ちを落ち着けたりすることができます。たとえば、砂遊びやスライム遊びは、触覚を刺激しながら心を落ち着かせる効果があります。

どんな遊びがあるの?

センサリープレイは特別な道具がなくても簡単にできます!

お米や豆(指先で感じる)
水遊び・氷遊び(温度の違いを感じる体験)
色水遊びや光を(視覚の発達を促す)
音の出る道具やおもちゃ(聴覚を刺激)
木・草・石・土(自然に興味をもつ)

子どもは遊びながら学びます。遊びを通して自ら考え、新な遊びの可能性を広げていきます。